ここじゃないどこかへ

過去に6回ほどを引越ししています。

一度目は、小学生のときでした。初めての転校。当時のことはよく覚えていません。

二度目は、大学生で初めての一人暮らしでした。ホームシックよりも開放感が強くて、すごく楽しかったです。

三度目は、就職による上京でした。そこから転職や進学を経て、各所を点々としました。幸いなことに単身者で荷物が少なかったため、引越し作業は長くても1時間程度で済んでいました。いつも、ここじゃないどこかへ行きたかったのでしょう。場所に縛られるのが嫌でした。どこのこともうっすら好きで、どこでもうっすら浮いていました。わたしの居場所はどこにあるのか、と悩んだこともありました。本当は気づいています。どこかで「ここはわたしの場所だ」と決めて根を下ろすしかなくて、理想郷なんかどこにもないってことも。正直に言えば、極度に寒くさえなければどこだっていいのです。わたしはただ自由でありたいだけなのです。わたしがわたしであるために。