偏見だけにとらわれないで

僕には4年ほどお付き合いしていた女性がいました。
永くお付き合いをしていたので僕自身、その方と結婚するんだろうなと思っていましたし、結婚するつもりで同棲も始めました。

違和感を感じたのは同棲をはじめて1年が経とうとしていた頃です。
彼女が月1で同僚の男性と呑みに行く事が増えました。
聞く人によっては重たく感じるかもしれませんが、僕達はお互い同意の上でお互いのスマホにお互いの指紋を登録済みしていました。
月1で呑みに行く事が気になった僕は彼女のケータイを見ようとしましたが、僕の指紋認証では開けませんでした。
登録が解除されていたのです。
その事を彼女に聞くと、最初はためらっていましたが、何かを決めた顔で「あなたよりも好きな人が出来たの。」とハッキリ言われました。
もちろんその付き合っていた彼女とは別れ、同棲していた家も退去しました。

2ヶ月ほどその出来事を引きずっていた僕に、友人は傷心会を開こうと声をかけてくれて、居酒屋へと行きました。
会うこと自体が久しぶりだったので、最初は他愛のない話からはじまり、最近の身の回りの状況話や愚痴を話し合いました。
そして話の方向はついに恋愛話へ…
「お前さ、今カノとどーやって出会ったの?」と何気なく聞くと、友人は「引かない?」と聞き返しました。
「長年友人関係を築き上げてきて今更なにを引くことがあるんだ?」と言うと、そーだよな!と言い友人は言葉を繋げました。

「出会い系のアプリで出会ったんだよ」

思わず口にふくんでいたお酒を吹きました。
引くというか、驚いたんです。
冷戦に考えれば今やガラケーがスマホへと発展した時代。出会い方も色んな形へと発展するよな。と思い、友人に今の彼女と付き合うまでの流れや友人自身の心境も聞いてみました。

帰宅した僕は、現状じゃ駄目なんだと思い友人も登録している出会い系アプリに会員登録してみました。これは僕の埼玉県さいたま市で本当に出会えた話です。
最初は色んな女性とチャットでやりとりをしていましたが、たった1人話が長続きし心惹かれる女性がいました。
やりとりを続けて半年間ぐらいの頃、僕は近著しながら「予定を決めて会ってみませんか?もちろん強制ではないですし、怖いなら今のままでも大丈夫です。」と送りその女性への返事を待ちました。
3分くらい経ってから「緊張しますが、いいですよ。私もお会いしてみたいんです」とこたえてくれました。

そして約束した日、約束した場所に行くと、聞いていた特徴の女性がそこにいました。
ぎこちない挨拶からはじまり、ご飯を食べに行ったり彼女のウィンドウショッピングに付き合ったりしていくうちに、会話は弾み、このまま一緒にいたいと思えました。
終電で返すのも危ないので22時頃、彼女を駅へと送り別れの挨拶をしましたが、彼女は何か言いたそうな雰囲気で「どうしたの?」と声をかけると、真っ赤な顔で「また会ってくれませんか?」と言いました。
僕は「もちろんです」と答え、僕達は月1は必ず会うようになり、半年後、お付き合いを始めました。